人は感情でモノを買う
伊勢隆一郎
ネットショップやアフィリエイトを始めたものの売り上げが全然上がらずに放置しているという人はいませんか?
ただモノを売ろうとしているだけでは商品は売れない中で、人は理由がなくてもモノを買うということが存在する。
どのようにしたらモノは売れるのか悩んでいる方におすすめの1冊。
売れなかった名刺の売り上げを上げた方法
本書で紹介している例で筆で書いた名刺を売る例がある。
その例では名刺の売上が全く無く、悩んでいる人がいた。売上をあげようとブログを開設し、商品である名刺の紹介を始めたが、売上は変わらず成果が出ていなかった。
ブログの内容は主に名刺についての記事で、ターゲットとしているサラリーマンに向けて記事を作成していた。
一向に売上が変わらなかったので、ターゲットとしているサラリーマンのブログを読み、どうしたらブログを読んでもらえるか、どうしたら名刺が売れるかを考えた。
そして、次に取った行動はブログの内容を工夫すること。今までの名刺の内容を伝えることではなく、仕事終わりのサラリーマンと同じようにビールの画像を撮ってみたり、水着美女の写真を上げて「スタイルいいですねー」というコメントをしたりして、サラリーマンの興味ポイントをつくようにした。
その結果、たちまち仕事の依頼が増え、月30万程の収益を上げれるようになったそう。
どうして名刺についてではなく、ビールの画像で収益があるようになったのか?
相手の興味ポイントを考える
この例から訴えたいことは相手の興味ポイントを考え、刺激してあげること。
興味ポイントを突いてブログを閲覧を増やし、最後に名刺の話を入れることによって仕事を増やすことに成功した。
「人は基本的に自分自身にしか興味ない」ということを前提に、まずは相手のことを知り、どういったことに興味があるのか考えることで、相手の購買意欲の向上につなげることができる。
人は感情でモノを買う
ボックスカーを買った人に買った理由を聞いてみると、「今度子供が生まれるから」という理由を話す人が多いが、その後話を進めていくと実は店頭で一目惚れして買っていたというケースがある。
もっともらしい理由は実は後付けで、感情論でもの買ってしまい、その後にでもこういう時に役に立つなどを考えてそれを理由としてしまう。
これは行動心理学でも発見されていることであり、感情を動かすことを考えるのは非常に有効であることが分かる。
商品を売ろうとしてひたすら煽ってしまい、全然売り上げが上がらないというケースに当てはまっていないだろうか?
売り手として考えるのではなく、買い手の考えや感情を考えて、セールスすることによって大きく結果が変わってくる。
せっかくブログやホームページで商品を売っているのに売り上げが上がらない方やどのように商品を商品をすれば良いかわからない人がいたら、本書を読むことで考えるべきポイントが見えてくるだろう。