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英語の勉強といったらこれ!例文が凝縮されたロングセラー

DUO 3.0

鈴木 陽一

今回ご紹介するのは、鈴木陽一著「DUO 3.0」だ。

 

タイトルだけでは何の著書であるのかわからないであろう。これは、英語の例文参考書である。

 

2000年に出版されて尚、多くの人に愛用されているこの参考書の魅力について、お伝えしよう。

「現代英語の重要単語1600+熟語1000」が全て詰まった内容の濃い一冊

何と言っても、この参考書の魅力は、この単語と熟語の数だ。

 

重要単語1600と熟語1000という、途方にくれるような数をこの一冊が網羅しているというのだから驚きである。それでいて、これを覚えることで、日常に英語を話す際に応用可能になるのだ。

 

どういうことかというと、著書によると、これは受験・試験のためだけの参考書ではなく、「世界でも通用する品質の実現」を目指して作られており、そのために複数のアメリカの大学教授をはじめとする15名のネイティブチェックを受けている。

 

つまり、日常で使ってもおかしくない英語だということだ。覚えたが使う機会が全くない、なんてことはないのだ。

「現代英語」に完全対応

時代は常に動いている。その時代の中に生きている私たちも常に新しい情報を吸収していくことが求められている。このDUOでは時代の流れを敏感に察しながら内容を常に更新し続けているのだ。

 

私が今所持しているこのDUOは2006年に発行された第29刷目のものである。その当時の時代背景として、特徴的な言葉がいくつか見つけられた。例えば、「clone(〜のクローンを作る)」、「an organ transplant(臓器移植)」、「gene therapy(遺伝子治療)」、「nuclear energy(核エネルギー)」、「radiation(放射能)」など、ぱっと開いただけでもこれだけの言葉が出てきた。

 

参考書にある言葉を覚えるだけでなく、時事問題にも応用できるようになるだろう。仮に海外の方たちと会話することになる際にこういった言葉がスラスラと出て来れば、きっと賞賛されるだろうし、会話も弾むだろう。

バリエーション豊かな例文たちは飽きがこない

この一冊で学べる例文の数はなんと560文。その一文一文は全く重複がなく、それでいて偏っていない内容で書かれている。


「We must respect the will of the individual.(個人の意思は尊重しなければいけない。)」から始まり、初めは心理学的、哲学的な文章や、憲法について触れた文章が並び、そうかと思えば何故か「納豆は臭いが味は美味しい」や、「汗でびしょ濡れで臭いから近づかないで!」といったニュアンスの文章が突然現れ、クスッと笑ってしまう。

 

こういったユーモアのある例文は非常に覚えやすいので助かる。と思うと今度はまた少し堅い内容の文章が続いた。

 

「核エネルギー」について、「インフルエンザで人が亡くなった」など、時折ニュースで触れる時事問題が登場する。温暖化や臓器移植手術の例文も終え、半分を超えたところで、少し会話文が増えていった。


2人の男女がおり、男が浮気をして女がそれに気づいて2人で大げんか。結局別れるも、自分のやったことへの過ちに気づき、後悔する男。など、何やら昼間に放送されるドラマのような内容の例文も加えられている。

 

例文の内容が一貫しておらず、難しすぎず、それでいて簡単すぎない例文たちは、何度聞いても飽きがこない。英語でこれを全て頭に叩き込むことは少々困難ではあるが、これを完璧に使いこなせるようになれば、ネイティブたちも一目置く存在になれるだろう。

この一冊が私たち読者に与えてくれるものの大きさ

今回ご紹介した内容はDUO3.0のほんの一部である。これを開き、何度も読み返せばまだまだ発見は尽きない。

 

例文の中には、恋愛・仕事の悩み・友情などをテーマにしたものもあり、ひょっとしたら読者に共感される例文もあるだろう。そんな例文が見つかればチャンス。

 

その文章は完璧に覚え、発音もバッチリ練習し、いざネイティブの方たちに向けて発言して彼らを驚かせてみるのも良いだろう。そんなことを考え、ほくそ笑みながら英語を学べば、きっと勉強も苦痛から快楽に変化していくことだろう。

 

この機会に英語を学ぼうと思う方がいらっしゃったら、是非、「DUO 3.0」をご購読いただきたい。